代表取締役 小林 郁夫 プロフィール
1965年生まれ
東京総合理容美容専門学校卒業後、東京都内のサロンに勤務
現役技術者時代、サロンに出入りの複数の研ぎ屋、各メーカーに研磨依頼したハサミの仕上がり(購入時の原形が数回の研磨で崩れる、極端に刃肉が減る・・・又、ディーラー経由でメーカーに出すと使い慣れたシザーズが数ヶ月の間、手元から離れる不便・・・)、切れ味(仕上がりの切れ味が自分の好みと違う又、1ヶ月程ですぐ切れなくなる・・・)状況に対し常に強い不満が残り自ら研磨機メーカー各社を訪問し高額な有料講習を受け多数の研磨機を購入使用。しかし全ての商品に於いて納得出来ず、3年半の期間を要し自社にてベルト式研磨機を開発。
5年前より全国販売を開始し現在に至る。
業界内で流通しているハサミ研磨機は回転盤を砥面とするタイプが多く流通しております。
角度ゲージ等を使用し段刃であれば簡単に刃を付ける事が可能です。しかしハマグリ刃、剣型、R形状の笹刃に関しては回転盤の構造上、物理的に無理が生じ原型を変えず刃付けを終了する事は困難です。又、砥面の研磨力が強過ぎ必要以上の刃肉の損失を招いてしまいます。現在、業界に流通しているシザーズの全ては製造時に使用する鋼材が昔の鋼材(全鋼)とは比較にならない程の軟化金属なのが研磨時の刃肉損失の最大原因です。軟化金属(ステンレス材)を使用する利点は製造時、軟化金属(ステンレス材)を使用する事で造形的な形状、反り、捻りを確実に表現できる為、新品のシザーは1年~1年半は長切れが可能です。又、ステン(錆)レス(無い)の語句通り錆びる事も無くなりました。しかしステン鋼材は研磨にて鋭く刃を付けても短期間で切れ味がストンと落ちてしまうのが短所と言えます。詳しく調べた結果、どのステン鋼材を使用しても全鋼の様な研磨後の長切れは鋼材の性質上、無理と言えます。マメに砂の山を撫でる様なソフトな表返し、更に裏刃ひぞこ部を刃元~刃先まで温存する正確な糸刃形成が必要不可欠です。
MAXⅣはベルト式駆動を用い予め各種研磨剤を染込ませたベルト下部にR処理を導入しました。平面研磨で必要な返しの手、引きの手は研磨するシザーズの刃線成りにベルトが変化し刃元~刃先まで顕微鏡レベルの返り刃を発生させます。一番大事な刃角度はベルト内部に組み込んだ発音成分により音によって使用者の方に知らせる工夫が施されております。裏引きに関しては最新レベルの粘着性ダイヤモンドシート(ポリモンド)装着の裏研ぎクリップにて糸刃のみを立ち上げます。クリップの運行回数により使用者の方のお好みの切れ味が自由自在に表現可能です。